Column

院長コラム

第19回コラム  豊胸手術いろいろ

夏に魅せるボディになるため、、とよく相談をうけるのが、

皮下脂肪減らしてすっきりしたい

胸を大きくボリュームアップしたい     です。

 

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かっこいいですね!!

(この方は今回のコラムとは全く関係ないと思いますが、、)

 

前回(第16回コラム 脂肪吸引について)では、

皮下脂肪を減らす=脂肪吸引について、大まかに

お話ししましたので、

今回は胸を大きくする=豊胸手術について、。

 

ナチュレ美容クリニック[広島] の 長谷川淳一です。

 

豊胸手術という名の通り、豊かなお胸を作るには、

”何か”をお胸に入れないと、ボリュームアップはできません。

(男性に揉んでもらうとか、特殊な下着とか、キャベツたくさん食べるとか、

光を充てるとか いろいろ言われていますが、、効果はいかに???

皆さんいろいろ試された結果、美容外科に来られる方がほとんど、、

ということは、効果ないということなのでしょうね)。

 

その”何か”は、今のところ

・シリコンバッグ

・ヒアルロン酸

・脂肪

・自分の血液     があります。

 

それぞれにメリットデメリットがありますので、

それぞれについて お伝えします。

お悩みの方のご参考になれば、嬉しいです。

 

 

・最新式シリコンジェルバッグ

柔らかいシリコンジェルを極薄な膜で包んだ構造になっている 袋(バッグ)

を入れていく豊胸手術です。

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これは容量240ccのバッグ、直径が11㎝で厚みが4㎝弱あります。

両胸に入れると、500ccのペットボトルがお胸に入る感じで、、

結構なボリュームアップですね。

 

バッグを実際に触られた方は、皆さん大体

”柔らかい!!こんな柔らかいんだ!”

”こんな大きいものがワキから入るの?!”  と驚かれます。

 

米国 FDA認可の安全性が保証されたバッグで、胸を大きくします。

通常は、脇のしわの部分(=傷が一番目立たない)に 3cm強くらいの

穴をあけて、 そこからバッグをお胸に入れていきます。

 

メリットとしては、

2から3カップのサイズアップができ、形が最もきれいに出しやすい

・もちろん1カップくらいのサイズアップも可能

・半永久的にサイズ・形が変わらない(胸の経年変化は除いて)

 

デメリットとしては

 

術後の腫れと痛みのため、1週間位の仕事休みが必要

100人中2、3人はバッグが体に合わず、硬くなることがある

・高齢になった時に、”胸はハリがあって若い”ということがある

・レントゲンでバッグがわかる   

・ほとんどないが、人工物なので破損する可能性が0でない  など です。

 

僕自身の意見としては、

できるだけ一度できれいに大きくしたい方で、サイズや形の心配は

今後したくないと思われる方は、ダウンタイムを準備して、

シリコンジェルバッグの豊胸手術が良いと思います。

特に授乳後に垂れたor小さくなったお胸にバッグ豊胸すると、

お胸全体にハリが出て、びっくりするほど綺麗になることもあります。

 

バッグの種類もたくさんあり、大きさ、膜表面(つるつる、ざらざら)、

形(円形、涙型)、作っている会社などの違いがありますし、形・サイズ

の御希望もあると思いますので、しっかりとDrと話し合って、

バッグは決めて頂くのが良いと思います。

左右でお胸の大きさが違う方も多く、僕自身は左右で異なるバッグを使うこと

もあるので、当院では事前にお胸の診察→話し合ってバッグを決定 した後に

豊胸手術をさせていただいています。

 

もし万が一、豊胸手術後のお胸が気に入らない場合は、

バッグをとりだせば、ほとんど元に戻すこともできます。

 

 

・ヒアルロン酸による豊胸

今となっては、化粧品やドリンクに入っているということで

完全に市民権を得た感じのあるヒアルロン酸(化粧品やドリンク

に含まれるものの効果はいかほど?????=胃酸で

ほとんどが分解されますよね)ですが、

吸収されにくいタイプのヒアルロン酸ジェルを、

胸の下に小さな針孔を作って(2,3mm)から注入して豊胸します。

 

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腫れを最小限にするため、1mmにも満たない太さで

先が尖っていない特殊な針(鈍針)を使い、

周辺組織を傷めないようヒアルロン酸を入れていきます。

 

メリットとしては

体の負担がとても少ない

・短時間で注入が終了(20分から30分)=直後に豊胸効果実感!

・他の方法と比べて、術後の腫れと痛みが少ない

・気になる胸の部分に集中して大きくできる

(ただし、入れすぎは不自然になります)

 

デメリットとしては

1~2年で豊胸効果がなくなる(時間と共に少しずつ小さくなる)

大きくするのも1カップ強が限界

・直後はヒアルロン酸が硬く触れることがある(じきになくなる)

・レントゲンに移ることも時にある   などです。

 

僕自身の意見としては、手軽に大きくしたい、

今シーズンだけ胸を大きくしておきたい、

豊胸するとどんな感じが見てみたい、

ダウンタイムがとれない

などの方に、”手軽に”おすすめしています。

 

 

・脂肪注入による豊胸

気になる部分の皮下脂肪を脂肪吸引して、とりだした脂肪を加工し、

お胸に入れて大きくする方法です。

 

メリット

自分の組織を使うので安心

部分痩せと豊胸とが一度にできる

 

デメリット

・脂肪吸引の手術と豊胸手術をすることになるので、 手術範囲が広く

(胸全体+お腹全体、胸全体+太もも など)、体の負担がかなり大きい

(実際、術後トラブルも最も多いようです)

・胸に入れた脂肪がしこりになる

(しこりをとるときは、胸の皮膚に傷をつけてとらないといけない)

脂肪は吸収されて、なくなりやすい

(改良はされていますが、、やはりまだ、、)

・大きくなったとしても、長期間(数年)のサイズの維持ができないことがある

・もともと皮下脂肪の少ない人にはできない 手術

などです。

 

僕自身の意見としては、、

美容外科手術は、人生の質を高めるために受けていただくものですので、

受けた時に得られる効果と体のご負担(+お財布のご負担)を考えると、

当院ではあまりおすすめしていません。今までにもたくさん、

お腹や太ももから脂肪をとって(二の腕では脂肪が全く足りません)

胸に豊胸脂肪注入してきましたが、やはりデメリットを差し引いても

バッグ豊胸、ヒアルロン酸豊胸にはまだ及んでいないと

思います。もちろん、これから再生医療などがさらに進歩し、より体に

負担の少ない、豊胸効果が長期にわたって持続する脂肪注入豊胸の方法が

出てくればおすすめしたいと思います。

 

・自分の血液

自己血を採血し、血小板を中心として精製した成分を胸に入れる豊胸です。

 

メリット

採血と胸の注入だけで豊胸ができる

負担が少ない

 

デメリット

・貧血の人には無理(その他手術も貧血強いと無理ですが、、)

持続が短い(直後からどんどん小さくなることがある)

もともとあまり大きくできない

この方法は、他の方法と比べても効果の点ででおすすめしません。

豊胸手術と呼んでよいのか悪いのか?程度のものと思っています。

 

 

豊胸手術のそれぞれの方法のメリットデメリットをお書きしましたが、

総合的に判断して、

 

・”バッグ豊胸に抵抗がある方”には、 まずはヒアルロン酸注入豊胸

お胸が大きくなった シミュレーションをしてもらう。その後

豊胸用ヒアルロン酸が吸収された時(1,2年後)に、

ヒアルロン酸豊胸を するか?豊胸バッグを入れるのか?

シミュレーションを基準に考えてもらうのが一番良いかと思っています。

 

・”バッグ豊胸に抵抗がない方”には、バッグ豊胸を、、

 

脂肪注入豊胸はトラブルも時々報告されておりますし、

当院では、受けられる方の安全と ご負担、豊胸の効果と持続を

第一に考えて、今現在はおすすめしておりません

自分の血液での豊胸は、出る効果の面からすすめていません。

 

 

僕は 大手美容外科の前職で、1日2~3件豊胸手術を担当させて

もらっていたことも多々あり(あの頃は良かった!懐かしい!)、

たくさんの豊胸症例の経験 (良い症例も悪い症例も

→もちろん悪い結果を回避する術も勉強済

させていただきました(過去10年間で1000件以上)。

 

豊胸手術についての知見と技術は、きちんと持っていると

いう自負はありますし、僕自身、受けられた方の満足度が

とても高い豊胸手術は大好きです。

 

ご相談だけでも結構ですので、心からお待ちしております。

 

ナチュレ美容クリニック    長谷川淳一

 

 

(美容外科、美容整形のご相談はナチュレ美容クリニックに!!)

カウンセリングは無料です。