Column

院長コラム

第1回コラム  ヒアルロン酸注入

ナチュレ美容クリニック[広島]の長谷川淳一です。

 

コラムの記念すべき第1回は、僕の生い立ち(つまらない)とかでなく、

お問い合わせのもっとも多い”ほうれい線のヒアルロン酸注入による若返り”

について書きたいと思います。

 

我がクリニック自慢のチラシに(スタッフ”加藤画伯”作)にも登場しますが、

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ヒアルロン酸注入は、お顔の様々な部分のしわに有効な方法で、

短時間で直後から効果を出せますので、簡単に受けてもらうことができます。

特に”ほうれい線のヒアルロン酸注入”は注射だけで若返り効果が劇的ですし、

フェイスリフト手術で出せない効果を補うこともできます。

とても良い方法です!!

お注射だけなので、体の負担の少ない手軽な若返りとして

歯科の先生も”口周りの若返り”として行っているところがあると聞きます。

でも、本当にそんなに簡単???

 

 

うちのクリニックで、ヒアルロン酸注射を受けられる方に

事前にお渡しする資料です。

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効果、持続、腫れ、化粧、入浴のことは想定範囲内と思います。

ところで、赤線部分(体に合わずに血行不良になっている)って?

 

 

DSC_0653-2(医学雑誌”形成外科”からの引用)

これが血行不良になって”放置した”時の皮膚の状態です。

 

注入後、このような状態にならないためには、まず

・注入部周囲に痛みが強くなって来たときには、”大至急”ヒアルロン酸を溶かすこと

・血流を良くする治療とマッサージを始めること

がとても大切です。

 

ヒアルロン酸を溶かす薬にも、ごくごく稀ですが、アレルギー(ひどい方は

アナフィラキシーショック)を起こす場合もあるので、

使う場合にも細心の注意が必要なのです。

 

元をただせば、ほうれい線部分にヒアルロン酸を注入する手技自体はさほど

難しくないですし、血行不良も”ほとんど起こることのない合併症”ではありますが、

合併症を知りつつ起こさないように細心の注意を払って注入するのと

知らずに簡単に若返るから、、と安易に注入するのとでは雲泥の差ということです。

加えて、、、万が一このような状態になった場合の対策(治療)が

キチンと説明できるところで受けていただきたいと思っています。

 

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顔面動脈・前篩骨動脈の枝と眼窩下動脈の鼻枝が、

鼻翼周囲の血流を主に担当しています。

解剖の知識は特に大切です。

しっかりとカウンセリングしてもらって処置をお受け下さい。

 

ほうれい線にPRP注入をすすめている院もあります。

PRP注入自体は素晴らしい方法と思いますが、、

私自身は目の下のPRP(+成長因子)だけは避けた方が

良いと思っています。

これについては次回に、、。

 

第1回からちょっと怖いお話だったと思います(すみません)が、

是非とも受けていただく方には知っておいていただきたい

ことですので、、。

 

 

 

ナチュレ美容クリニック[広島] 長谷川淳一

((美容外科・美容皮膚科・形成外科))