Column

院長コラム

第61回コラム  まぶたの全切開二重法について

前回は”埋没二重手術”のお話を致しましたが、

今回は二重を作る方法のうち、

確実に緩まない二重を作る方法=

”全切開二重手術”についてお話いたします。

きれいな二重を作る方法には、切らずに糸を結ぶだけで

簡単に二重を作ることができる“埋没二重法”と、

eye_double_embedding[1]

皮膚を切って二重のラインを形成する“全切開二重法”の

2種類があります。

eye_double_incision[1]

当院では、たくさんのメリットを持つ“埋没二重法”

をまずおすすめすることが多いですが、

以前の埋没二重法で希望の二重のラインができず、

二重がすぐに薄くなってしまった場合や、

まぶたの厚みが強くて厚みを確実に減量しないと

二重のラインを安定させることが難しい場合もあり、

そのような場合には、まぶたに切開する

“全切開二重法”をおすすめしています。

“全切開二重法”は、ご希望の二重のラインのところを

切開して瞼の組織を減量→まぶたの皮膚と

奥の組織をしっかりと癒着(くっつける)

させることで、強くて緩まない二重のライン

を作ります。

=こんな方におすすめ=

☑以前の埋没二重法で、二重にならなかった

☑埋没二重法を繰り返しているけど、二重に

なっている期間が短い

☑埋没じゃ無理だったので、切開するのも仕方がない

☑まぶたの厚み・たるみが強くて、シミュレーション

しても二重にならない

☑手術は一回で確実に終わらせたいので、

緩まない二重を作りたい

☑2週間くらい、まぶたが腫れても大丈夫

=全切開二重手術のメリット・デメリット=

(メリット)

・くっきりした、深い二重のラインを作ることができる

・二重の線が薄くなることはほとんどない

・まぶたのたるみ、脂肪も一緒にとることができる

(デメリット)

・二重の巾の修正が難しい(特に狭くしたいや元に戻したい時)

・二重がはっきりしすぎることがある

(特に幅の広い二重で切開する場合)

・腫れと傷が落ち着くまでに、ダウンタイムが必要

=施術の流れ=

(カウンセリング)まぶたの状態を診察し、ご希望の

二重のラインを教えていただきます。全切開二重法の

ご希望があれば、リスクを含めて内容のお話をいたします。

(施術)

1、手術の前にお顔を清潔に保つため、しっかり“洗顔”します。

2、二重のライン決め

特殊な二重専用の棒(バーチャル・スティック)で

二重のラインを決めていきます。鏡で二重の完成形を

確認しながら、ご本人の希望に沿う形でデザインし、

マーキングします。幅の修正が今後は難しくなります

ので、細かく時間をかけてデザインします。

3、笑気麻酔

お鼻からリラックスガス(笑気)麻酔を吸ってもらいます。

少しお酒に酔ったような浮遊感がでますが、痛みが

軽減され、目を強く閉じようとする力を減らすことで、

術後の腫れを予防してくれます。

4、点眼麻酔

まぶたの奥を目薬で麻酔します。少し浸みますが、

手術時の痛みをさらに減らします。

5、部分麻酔

まぶたの表面と奥の部分に部分麻酔をします、

少し痛みがありますがすぐ終わります。

6、皮膚切開

デザインした二重のラインで皮膚に

切開を加えます。

7、組織の切除・縫合

まぶたの皮膚、皮下組織(筋肉・脂肪)を

適量切除し、まぶたの皮膚と奥の組織を

縫いあわせて、しっかりとした二重を作ります。

8、手術終了

術後の状態を確認して、ご帰宅いただきます。

※術後1週間前後で、抜糸のための通院が

1回必要です。

=保証について=

当院で受けていただいた二重手術については、院長が

責任をもってアフターフォローいたしますので、

術後に何かご心配なことやご質問などありましたら、

手術を受けていただいた時期に関わらず、

いつでも遠慮なくご相談ください。

=一緒におすすめの施術=

・目頭切開=目頭の組織を一部取り去ることで、

目を左右の横方向に大きくして、目の印象を

凛々しくする方法です。皮膚に追加で切開は

必要になりますが、蒙古ひだが強い方で確実な

平行型にしたい方や目頭側にしっかりと

二重幅(内側の幅)を作りたい方には

必要になることがあります。

・目尻切開=目尻側の皮膚をとることで、

たれ目にしたり、目を左右方向に広げることで

目の印象をさらに強くすることができます。

・涙袋のヒアルロン酸形成=目の下の涙袋を

ヒアルロン酸注射でボリュームアップします。

目の下にふっくらとした高まりができることで、

目の印象がさらに華やかになります。

・上まぶたの凹みにヒアルロン酸注入=目の上の

凹みが強い場合には、二重のラインが安定せず、

老けて見えることがあり、凹みを注射で改善する

ことできれいな目元を作れます。

・高濃度PRP注入=ご自身の血液から抽出した、

皮膚の再生因子を多く含む高濃度PRPを傷部分に

注入することで、傷の早期の回復と炎症の鎮静化を促します。

=各方法の特徴=

・ナチュレ・スタイル法=スタンダードな切開法です。

・ナチュレ・グランデ法=まぶたのたるみや脂肪を

あわせて切除する場合、繊細なデザインが必要に

なりますので、こちらをおすすめすることが多いです。

ナチュレ・スタイル法よりも繊細な道具(針・糸・

麻酔)をつかって、時間をかけ、医療用ルーペを使って

より細かく丁寧に仕上げていきます。また

高濃度PRP注入も同時に行うことで、腫れを抑え、

傷の落ち着きを早くすることができます。

=料金=税別・笑気麻酔代込

・ナチュレ・スタイル法   ¥253000

・ナチュレ・グランデ法   ¥353000

=手術当日の注意点=

・眼鏡かサングラス(目の保護のため。特に

コンタクトレンズ使用の方は眼鏡をご持参ください)

とできれば帽子をご持参ください。

・ご自身の車の運転での来院は控えてください。

・ヒールのある靴での来院はお控えください。

・未成年の方の手術には、親族の方の同意書が必要です。

=詳細情報=

施術時間 30~50分
麻酔 笑気麻酔、点眼麻酔(ご希望があれば静脈麻酔も)
通院 1週間後に1回通院必要
腫れ 1~3週間程度
内出血 出ると2週間程度
痛み 3~4日程度
スポーツ・アルコール 2週間後~
洗顔・洗髪・シャワー 翌日~
入浴(湯船に入る) 1週間後~
メイク 翌日~
アイメイク 1週間(抜糸)後~
コンタクトレンズ 1週間(抜糸)後~
お顔のマッサージ 2週間後~
二重幅を広く修正 3か月後~
二重を元に戻す、狭くする 難しい