Anti Aging

ボトックス注射・ヒアルロン酸注入=注射によるしわ・たるみ治療について

トックス注射・ヒアルロン酸注入=注射によるしわ・たるみ治療について

“ほうれい線が気になる”とか“目尻の笑いしわが増えた”とか“子育てが終わってみたらいろいろしわが、”とか“高い化粧品を試したけど、全然変わらなかった”など加齢によるお顔のしわやたるみを気にされる方はたくさんいらっしゃいます。“手術は怖いけど、しわは薄くしたい”というご希望の方には、注射を使った治療をおすすめしています。注射だけで手軽に効果を出すことができ、化粧品とは違い皮下に“直接”働きかけるため、効果は抜群でよりリーズナブルです。

しわ・たるみを目立たなくする注射のうち、最も人気が高く安全なものが次の2種類です。

  • 1、表情じわ(笑いじわ)に有効な“ボトックス注射”
  • 2、しわ部分の溝うめをする“ヒアルロン酸注射”

の2種類です。しわによっては、2種類の注射が必要な場合(目尻や眉間、額のしわなど)もありますが、カウンセリングでお話しさせてもらっています。

ボトックス注射 ヒアルロン酸注入
施術の時間 数分 5~15分
効果 表情じわを抑える しわを持ち上げて薄くする
効果が出るまでの時間 3~7日 注入直後から効果あり
腫れ ~1日 稀に~5日程
内出血 ほとんどなし 出ると1週間程度
効果の持続 3~6か月 3~6か月超

ボトックス注射(ボツリヌストキシン注射)について

注射によるプチ整形の代表と言われている“ボトックス注射(ボツリヌストキシン注射)”ですが、わずか数分で手軽に受けることができる大人気のメニューです。手術は嫌だけど、短時間で手軽に・簡単にしわを少なくしたい方におすすめの治療です。

ボトックス注射が部分的に筋肉(表情筋)を動かす神経のルートを一時的にブロックしてくれることで、筋肉の動きを抑えて表情じわを薄くします。

主に、額のしわ、目尻や目の下の笑いしわ(通称:カラスの足跡)、眉間の縦しわ、口をすぼめた時の口の上の縦しわ、あごのしわ(梅干しのような)などの多くの表情じわに有効です。口元に注射して口角を上げたり、首の縦じわを薄くしたりもでき、エラに注射をすれば小顔効果、ふくらはぎに注射すると美脚効果、わきに注射すると制汗効果など、全身のさまざまな場所でバリエーション豊かな効果を出すことができる注射です。

注射の効果は、人によって差はありますが、1週間程度で安定して効果が出てきて、その後3~6か月程度持続します。“半年しか持たないの?”と言われる方もいらっしゃいますが、化粧品では得られない強力な除皺効果が得られますので、多くの方がリピーターになられています。“時間がたつと効果が弱くなる=注射した場所に薬が留まって将来的に問題を起こさないので安心です”とお伝えしています。

とても効果が出る注射なので、注射をたくさんし過ぎると、表情がなくなるばかりか、怖い・不自然な笑い顔(表情)になってしまう場合もあります(TVの影響か“芸能人が時々顔が固まって、笑ってないように見えるのはボトックス注射のせいですよね?”と心配される方もいらっしゃいます)。きれいに効果を出すためには、“注射する場所のセレクトと注入量の調節”が最も大切で、当院では決して注入しすぎて表情が変わることのないように常に気を配っております。治療内容(注射量と注射場所)を毎回克明にカルテに記録し、その情報を元にひとりひとりにあわせたオリジナル・ボトックス注射を慎重に行っています。

図:額上・眉間・目尻・目の下・エラ・あご・口上・鼻の横・鼻根

こんな人におすすめ

  • 手術は怖くて、抵抗がある
  • 笑った時の目尻や目の下のカラスの足跡のようなしわが気になる
  • 額の横じわが気になる
  • 眉間のしわのせいか、“怒ってる?”とよく聞かれる
  • 笑った時に、鼻の横の斜めに走る皺が気になる
  • 口元(口角)が下がっているので、上に引き上げたい
  • エラが張っているので、エラを小さくして小顔にしたい
  • ふくらはぎを細く、美脚にしたい
  • ワキの汗を長期間しっかり抑えたい

症例写真(ボトックス注射)

眉間
  1. 症例写真:前

  2. 症例写真:後

目尻
  1. 症例写真:前

  2. 症例写真:後

  1. 症例写真:前

  2. 症例写真:後

あご
  1. 症例写真:前

  2. 症例写真:後

ボトックス注射のメリット・デメリット

メリット
  • 化粧品ではえられない、確実な除皺効果がある
  • 将来的にできる深いしわの予防をする効果がある
  • 腫れや内出血はほとんどない
  • 短時間(数分)で終了する
デメリット
  • 注入時にほんの少し痛みがある
  • 効果が出るまでに、2日~1週間程かかる
  • 3~6か月間で効果が弱くなる
  • 妊娠・授乳中はできない

施術の流れ(ボトックス注射)

  1. 01

    カウンセリング

    気になる“しわ”を教えていただき、診察いたします。注射による効果が期待できる場合には、リスクを含めたお話をします。ご納得いただいたら、当日にも処置ができます。

  2. 02

    施術

    気になるしわに対して、一番効果が出る注射場所をマーキングします。ベッドに横になっていただいて、デザインした場所を冷却しながら細かく注射していきます。施術後問題がなければ、すぐにご帰宅いただけます。

ボトックス注射には2種類

ボトックス注射には2種類をご準備しております。
“韓国製”ボトックスと厚生労働省認可の“アメリカ製”ボトックスです。

韓国製ボトックスとアメリカ製ボトックスの違いについて

製造国 韓国製 米国製
効果の持続 3~4か月 4~6か月
料金(目尻・税別) ¥15,000 ¥24,000
厚生労働省(日本)の認可 なし あり
注入用極細針(34G) なし あり

最大の違いは、“厚生労働省から認可を受けているかどうか”です。

厚生労働省の認可を受けるということは

  • 薬の製造から使うまでの製造・流通過程が徹底的に管理されている
  • 副作用が起こった時の国の救済制度がある
  • 医療用の“薬品”として安全性が確立している
  • 施術担当医師は、1年に1回安全管理と技術講習を必ず受けなくてならない

ことが定められております。

ボトックスやヒアルロン酸など一定期間、体の中で効果を発揮して繰り返し注射する必要があるものは、安全性が“より高い”ものを使用するのがよいと考えていますので、当院では米国製のボトックスをおすすめすることが多いです。韓国製ボトックスは、韓国のFDA(KFDA)には認可されていますので、手軽に廉価でお試ししたいときにはおすすめです。米国製ボトックス注射には、痛みや腫れなどを最小限に抑えることのできる“34G極細針”を無料でお付けしています。

詳細情報(ボトックス注射)

施術時間
数分
腫れ・内出血
ほとんどなし
麻酔
不要(ご希望により笑気麻酔も)
洗顔・メイク
直後~
入浴
当日~
効果の持続
3~6か月
注意事項
注射部分の強いマッサージは避ける。
注射の量が多すぎると、表情が変化する。

ヒアルロン酸注入について

加齢とともに気になり始めた小じわや深く刻まれたしわに、手軽に効果を発揮する人気のしわとり注射です。ヒアルロン酸は元々体内(眼球、唇など)のいたるところに存在しますが、生化学合成された、アレルギーの少ない安全なヒアルロン酸をしわ(溝)部分の皮膚の直下に注射し、皮膚を持ちあげてハリを出すことで、しわを浅く・薄くすることができます。短時間の手軽な処置で、施術直後から効果を実感できますので、“手軽に若返りを希望”と思われる方におすすめの方法です。

ヒアルロン酸は吸水性を持つので、注入部分を膨らませる=ボリュームアップ効果も持ちますので、鼻筋を通したり、小さいあごをきれいに形作ったり、こけているほほをふっくらときれいにしたりすることもできます。お胸にヒアルロン酸を注入することで、バストアップも可能です(“胸“の項目参照)。

図:額上・額下・眉間・目尻・目の下・ゴルゴライン・ほうれい線・口元(マリオネットライン)・あご・口唇・口上・ほほ・鼻・涙袋・目の上・こめかみ

こんな人におすすめ

  • 手術は怖くて、抵抗がある
  • 額の深い横じわが気になる
  • 眉間の深い縦しわが嫌だ
  • 目尻や目の下の深いしわが気になる
  • ほうれい線が前からずっと気になっている
  • 口元からあごにかけての縦じわ(マリオネットライン)を何とかしたい
  • 目の下からほほにのびるしわ(ゴルゴライン)が気になる
  • 目の下のくま(深いくぼみ)を何とかしたい
  • ボトックス注射をしてみたけど、まだ深い皺が残っている

ボリュームを作って、きれいな形にしたい方にもヒアルロン酸注入がおすすめ

  • 鼻筋を通したい
  • 小さなあごをボリュームアップして、あごを作りたい
  • くぼんだこめかみをふっくらさせて、きれいにしたい
  • 痩せてこけてしまったホホをふっくらと健康的にしたい
  • 胸を注射でボリュームアップしたい(別項参照)

症例写真(ヒアルロン酸注入)

ほうれい線・口元
  1. 症例写真:前

  2. 症例写真:直後

    直後

眉間
  1. 症例写真:前

  2. 症例写真:直後

    直後

ヒアルロン酸注入のメリット・デメリット

メリット
  • 皮膚を持ち上げてハリを出すことで、確実にしわを薄くできる
  • 直後から効果が実感できる
  • 施術後の痛みはなく、腫れが出てもメイクでカバーできる
デメリット
  • 注入時に少し痛みがある
  • 注入部分に腫れと内出血が出ることが稀にある
  • 効果は3~6か月くらいで弱くなる
  • 直後には、皮下にしこりがふれることがある
  • 血管に迷入すると、その血管の支配領域に虚血性変化が出る場合がある

施術の流れ(ヒアルロン酸注入)

  1. 01

    カウンセリング

    気になるしわ・たるみ部分を教えていただき、診察をします。ヒアルロン酸注入によって効果が期待できる場合には、リスクを含めて詳しくお話しいたします。カウンセリング当日の処置もできます。

  2. 02

    施術

    最も効果が出る注入場所を座位でマーキングします。ベッドに横になってリラックスしてもらい、部分麻酔をします。腫れができるだけ出ないようにゆっくりヒアルロン酸を注入していきます。最後に座位で効果を確認して、問題がなければすぐにご帰宅いただけます。

ヒアルロン酸には2種類

しわを薄くするヒアルロン酸には、2種類の準備がございます(ボリュームアップ用には、他の種類のヒアルロン酸を使うことがあります)。
韓国製ヒアルロン酸とアメリカ製のヒアルロン酸の2種類です。

韓国製ヒアルロン酸とアメリカ製ヒアルロン酸の違いについて

製造国 韓国製 米国、アラガン社
効果の持続 3~4か月 3~6か月、1年のことも
厚生労働省(日本)の認可 なし あり
料金(ほうれい線・税別) ¥31,000~40,000  ¥40,000~63,000 

※=ほうれい線の注入料金は、鼻の横だけの狭い範囲で注入する場合と、鼻の横~口の横の広い範囲で注入する場合で、注入するヒアルロン酸の量が異なるため、料金に差があります。

2種類のヒアルロン酸の最大の違いは、厚生労働省に認可されているかどうか?です。

厚生労働省の認可を受けるということは

  • 薬の製造から使うまでの製造・流通過程が徹底的に管理されている
  • 副作用が起こった時に国の救済制度がある
  • 医療用の“薬品”としての安全性が確立している
  • 施術担当医師は、1年に1回安全管理と技術講習を必ず受けなくてならない

ことが定められております。

安定性と安全性、効果の持続の点からは“アメリカ製“がおすすめですが、”韓国製“は日本産の逆輸入製品で、韓国のFDA(KFDA)の認可は得ていますので、お試しで廉価に受けてみたい方におすすめです。また米国製のヒアルロン酸注入には、痛みや腫れなどを最小限に抑えることができる、先の尖っていない特注針“ソフトマイクロカニューレ”を無料でお付けしています。

詳細情報(ヒアルロン酸注入)

施術時間
5~15分
腫れ
少ない(出てもメイクカバーできる)
内出血
出ると1~2週間
通院
なし
麻酔
部分麻酔(ご希望により表面麻酔も)
洗顔、メイク、入浴
直後から可能
効果の持続
3~6か月
注意事項
注入部分の強いマッサージは避ける

デメリットである血管内注入の回避のため

ヒアルロン酸が血管内に迷入すると、その血管の支配領域(血管の行き先)の皮膚に虚血性変化(皮膚壊死など)が起こるという報告が国内外で散見されています。

そのリスクを避けるためには、注入する時に、

  • 同じところに圧をかけて急速に大量に注入しない
  • 血管よりも細いと思われる注入針は使わない
  • 陰圧をかけながら、針先を動かしながらヒアルロン酸を注入する

ことなどが言われていますが、まだ完全に回避できる方法と言えないのが現状です(もし万が一起こった場合には、すぐにヒアルロン酸を溶かす作業等が必要です)。

当院では、前もって血管を収縮できる成分を含んだ麻酔を少量注入して麻酔した時の皮膚の変化を詳細に観察することで、そのリスクを少しでも減らし、あわせて注入時の痛みの緩和もできるように心がけています。