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院長ブログ
第2回コラム 目の下のくぼみ=PRP注入?
ナチュレ美容クリニック[広島]の長谷川淳一です。
今回は、PRP注入療法(platelet rich plasma:多血小板血漿)について、。
以前から時々相談を受けてはいましたが、最近になって
”他院でのPRP注入治療後に目の下の膨らみがひどくて、何とかできませんか?”
という目の下のご相談の方が多発しています。
中には”ふくらみがどんどん大きくなっています、二度としたくない”
と涙ながらに語られた方も、、。
確かに、目の下のくぼみは注入で適量ふくらませると、目の周りに
ハリが出て、疲れた感じも消えてキレイになる部分です(うちの
”加藤画伯”の絵では、”目の下のくぼみにはヒアルロン酸注入を
おすすめしてます”)。
PRP療法とは、ご自身の血液成分を気になるしわやくぼみに
注射するだけで、その部分に成長因子が誘導されて目立ちにくくできる
と言われている手軽な治療法です。
採血は必要ですが、異物を使用しない(のが原則)ので、
アレルギーの心配が少ないのが最大のメリットです。
しかし、本来のPRP単独療法では効果の持続が短い(”3か月程度”)ので、
効果を長くするためにビタミン剤や、bFGFといわれる線維芽細胞増殖因子
を混入して注射を行っている施設もあります(”2年~3年?の持続”)。
この”bFGFを混入した治療は効果は長くなりますが、
不自然なふくらみやしこりが長期間残ることがある”
と文献的にも言われているのです。
目の下のくぼんでいる部分が、注入でふくらみすぎると、、
逆にとても疲れて老けた感じにみえます。
・施術(PRP+bFGFを目の下のくぼみに注入)前
・施術後9か月
”不自然に膨らんでしまった部分をとってあげたい、でも
切開してとろうとしても全部はとりきれないこともあります。
いつ元に戻るのかも予想がつきません。すみません、、、
僕には何もできません(泣)”、、という話を度々しています。
同時にほかの部分のPRP+bFGF治療(ほうれい線、ほほなど)を
受けられた方は、他の注入部分のふくらみは気にされていないこと
が多いです。注入量や術者の技量にもよるとは思いますが、目の下
については皮膚がとてもうすいので、ふくらみが目立ちやすいことが
あるのかもしれません。
PRP+bFGFの治療は十分納得のいくカウンセリングを受けて、
注入場所を選び、”リスクの説明をしっかりと聞いてから”の施術が
よいと思います。
ちなみにうちのクリニックでは、目の下のくぼみにはPRPではなく、
画伯の言うように、安心な半年ごとのヒアルロン酸注入をおすすめ
しています。ヒアルロン酸は、気に入らなければすぐに元に戻す処置が
できますので、、。
ナチュレ美容クリニック[広島] 長谷川淳一