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第7回コラム  わきが・多汗症について その2

 

ナチュレ美容クリニック[広島]の長谷川淳一です。

 

先日、わきが・多汗症とは?というお題のコラムを

書かせていただきましたが、今日はその続編、わきがの治療について、です。

前回お伝えした通り、

治療法には

1、塗る制汗剤

2、ボツリヌストキシン注射

3、ほぼ完全に症状を抑える手術治療

 

があります。

1から3の順で治療効果は確実になっていきますが、、

それぞれにメリット・デメリットがあります。

 

 

1、一番有名な”塗る制汗剤”は、”パースピレックス”です。

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若干かぶれることもありますが(新しいロールオンプラスはかぶれにくい)、

1回塗ると3から5日持つようになります(汗と薬が反応して毛穴に

栓をすることで)。簡単に塗るだけで効果は出せますが、

効果は数日でなくなります。栓をしてくれるので、汗もにおいも

減らしてくれますし、妊娠中にも安全に使えます

 

 

 

2、ボツリヌストキシン注射

製剤には何種類もありますが、主なものとして

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(左:ボトックスビスタ=厚生労働省認可、右:ニューロノックス)

 

わきに注射することで、汗腺自体の機能を抑えてくれます。

汗が抑えられることで、においも少し軽減でき、一度注射すると

3から6か月間は症状から開放されます。注射時に痛みが少しあること、

妊娠・授乳中には使えないこと、14歳未満の人にも使えないこと、

男性は注射後2か月は子づくりしない方が良いこと、強すぎるにおいは

抑えきれないことがあること  などがデメリットですが、

一度注射すると””わき汗を抑える効果はどの治療よりも強力””で、

多汗症の方には、気になるシーズン中だけ、年2回くらい

注入を続けている方もたくさんおられます。

 

3、ほぼ完全に症状を抑える手術治療

 

わきの隅の方に小さな穴(1.5㎝位の)を開けて、

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その穴から皮膚を引っ張って、裏にひっくり返すと、

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黄色のものが脂肪で、赤~オレンジの粒々がアポクリン腺です。

実際に目で確認しながら、皮膚の下の腺を徹底的にわき全体からとって、

においの原因をかぎりなくゼロにするようにします(直視下切開法)。

腺の残りがないのを確認して手術を終了しますので、確実な

効果を期待される場合には最善!!と思います。

ただやはり手術ですし、小さな傷を作る(時間とともに、わきのしわの

ひとつになっていきますが)こと、術後通院が数回必要なこと、

汗を抑える効果はボツリヌストキシンよりやや弱いこと

がデメリットとして挙げられますが、においを抑える効果は最強で、

ほぼゼロにできます。

Drが、直接腺を見ながら、腺の取り残しがないように仕上げていく方法

が一番効果的なのは当然と思いますので、症状の強い方、10代、20代

のお若い方には、今後の悩みを一掃するうえで、僕は直視下切開法

がベストと思います。

時々、切開手術に併用してレーザーや超音波を併用する、という

施設もあります。残っている腺に対して、多少効果が期待できますが、

しっかりと腺をとれば効果に差はないのでは?と僕は思っております。

(とる腺にレーザーなど当てても意味がない気が??)

 

ウェブで、”わき 画像 手術”と探すと、すごく怖いわきの

画像がたくさん出てきます。手術中、手術後の管理をきちん

とすれば、ほとんど起こることのない症例なので、その画像

を見ての判断で、根治性のある安全な方法(手術)を選ばれなく

なることがないよう願っております。

 

手術でなく、マイクロ波(電磁波)を使ってワキ症状を抑える

方法もありますが、腺自体を取り去る直視下切開法には、決して

効果の面でかなうことはないのでは?と思います

 

 

 

しっかりとDrカウンセリングを受けて、納得の上、施術を

検討されるのが良いと思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!

 

 

ナチュレ美容クリニック[広島]   長谷川淳一

 

 

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